【図解DAO】オリラジあっちゃんみたいなノリで【DAO】解説してみる
2020年は、分散型金融DeFiが密かに話題に
2021年は、NFTというネット上の画像が70億円で売買されました。
そして2022年は、「DAO」がブームになると言われています。

DAOってどのくらい儲かりまんねん。

DAOはお金儲けではなく、私たちの働き方
生き方に大きな変化をもたらすよ
なぜ、仮想通貨の「DAO」について学ぶべきか?
・株式会社2.0だから
世界初の「株式会社」は、1553年東インド会社、そこから現在まで約480年間使われている組織形態です。

ヘぇ〜。株式会社って
室町幕府が存在していたんだね。

100年続いた徳川もビックリだね。
ブロックチェーン技術を活用したDAOによって、急速に国や企業の在り方までもが大きく変化している。
それは私たちの「働き方」にも大きく変化をもたらすでしょう。
Web3.0やメタバースに関する記事は「【図解】Web3.0、メタバースとは?5分で分かる完全版【今さら聞けない】」で詳しく解説しています。

簡単に説明するとインターネットがバージョン3に移行するということです。
「Web1.0」閲覧:ホームページの時代
「Web2.0」交流:スマホやSNSの時代
「Web3.0」所有:ブロックチェーンの時代
現在は、Web3.0と言われ、GAFAのような巨大企業が私たちのデータを保有しています。
アカウントがBANされれば、SNS のフォロワーは消滅してしまいますよね。
それは、生殺与奪の権利を握られていることと等しいわけです。
そのため、Web3.0はそのようなデータや権利の所有を自分自身に移すための流れということです。
2022年バズワード間違いなし株式会社2.0の「DAO」とは何か?
まずは、「DAO」の定義から説明します。
「DAO」とは、給料の支払いが「仮想通貨」である組織のこと。

仮想通貨も使ったことがないし
組織にも属してないなー。

日本人の1%にも満たないと思いますよ。
この記事を読んでいる時点で相当なイノベーターです!
もっと具体的に説明すると、元CoinbaseのLinda Xie氏は次の通りに言っています。
»A decentralized autonomous organization (DAO) is a group organized around a mission that coordinates through a shared set of rules enforced on a blockchain.
( DAO [自律分散型組織] とは、特定の目標の元で形成されます。
そして目標に向けたルールの調整は、 全てブロックチェーンの上で実行されます。)

分かりやすく説明するために
株式会社と比較してみます。
株式会社 ➡︎ 目標達成のための組織。
意思決定は「経営者」が実行する
DAO ➡︎ 目標達成のための組織。
意思決定はブロックチェーン上で実行する

DAOは誰が運営するの?

DAOはシステムで運営するものの
決定権は皆んなにあるよ。
イメージで言うと株式会社は縦型のピラミッド組織です。
末端の社員が頑張っても給料は、自分には還元されませんよね。
それに対して
「DAO」は自分=株式会社のようなイメージです。
各々が自分のために働き頑張った分、給料に反映されます。
今で言う、成果報酬の株主のようなイメージですね。
現在の国や企業は、ルールの下とはいえ人が意思決定しています。
それはつまり、国や企業にとって都合の悪いことは揉み消したり、公にしないことが可能です。

日本でも大正時代に、事情聴取で暴行を行い、人を殺しても公にされなかったと言われています。

とんでもない時代ね。
それに対して、DAOであれば予め、違反をできないように数学的なプログラムでルールを規定しておくことで横の繋がりのコミュニティーを作ることができます。
株式会社は、会社の規定に基づき、株主が意思決定を行います。
しかし、
DAOは、予め設定しておいたスマートコントラクトによってシステムが取引や行動を管理するため、不正が不可能になっています。
そもそも「DAO」の言葉の由来は何なのか解説します。
D:Decentralized(分散型)
A:Autonomous(自立している)
O:Organization(組織)

英語だらけで全く分からない。

分かりやすい例で説明しますね。
DAOの事例は?
DAOは、世界中にありますが、最も理想的なのがビットコインだと思います。

ビットコインをDAOの定義に当てはめてみます。
D:マイナーが世界中に(分散)
A:個人の利益のために(自立している)
O:匿名での参加が基本(組織)

ビットコインの創業者は、組織に関与しておらず、全ての実行はブロックチェーン上で行われます。

確かに。
でも何でDAOにしたの?

いい質問ですね。
自分の利益のためです。
ビットコインを盛り上げることで、ビットコインを所有している自分にも、その価値が還元されます。

まさに、現在の「株式」と同じですね。
ビットコインの価値が上がることで、リターンが発生しますが、従来であれば株主にそのリターンは還元されていました。
しかし
ビットコインを始めとしたDAOには、代表者はいません。
組織も自立して世界中に分散し、自分の利益のために活動します。
【DAOの条件】
D:分散「リーダーがいない」
A:自立「トークンを活用している」
O:匿名「参加している」
システム(スマートコントラクト)が組織を支配している。

うーん。
言ってることが分かるけど、私の生活にどのような影響があるのか分からない。。。

具体的な身近な例を挙げますね。
例えば、漫画家がDAOを活用したとしましょう。
①まず、漫画家が凄い漫画の構想を思いついたとします。そのアイデアを公開し、100枚限定で【トークンを発行】します。
②そこで、応援したい人は漫画家へ投資し、トークンを保有します。
③トークンの保有枚数に応じて作品の一部の意思決定を【投票】で決めます。
③漫画家がメジャーデビューすれば、トークン保有者に【利益を還元】します。
・利益配分 ➡︎ 株式配当、クラウドファンディング
・トークン発行 ➡︎ 株式
・投票 ➡︎ 株主総会

確かに。「株式会社2.0」は納得。
よし、ウチの社長にDAOにして給料を分配(脅迫)するように言ってくるわ!!

ちょっっっっっと待ちなさい!!
今、株式会社がDAOとして配当を受け取ったら捕まるかもしれませんよ!

え?
そうなの?

DAOを合法的に運営するために
ちと法律について解説しますね。
DAOの法的な課題
世界と日本の法律に分けて解説します。
DAOは法律的にOKか?:世界
結論、まだ法律に定まっていないため曖昧です。
アメリカの「ワイオミング州」では、世界トップクラスに早い「DAO」の登記が可能です。

アメリカの一部の州では「DAO」はOK
一方、アメリカの証券取引委員会は、DAOが発行した2つのデジタルトークンの登録情報が不十分であったため、証券登録を停止しました。

要するに、国は「ちょっと待てい!」状態です。

地方の方が早いなんて日本じゃ信じられない!!
じゃあ、日本はどうなの?
DAOは法律的にOKか?:日本
残念ながら、日本の場合は仮想通貨に対する厳しい規制があります。
特に、DAOの特徴であるトークン配布し、リターンをもらうのは仮想通貨交換業でなければできないと決まっています。

今後、法律の緩和に期待です。
有名なDAOは?
有名なDAO:①Friends With Benefits(FWB)
DAOの中でも世界的に有名なのが「FWB=Friends With Benefits」になります。
コンセプトは、「文化交流」で世界的にクリプト好きなエンジニア、クリエイターが集まります。

社会人サークルみたいなノリかな

最近は、世界的なVCであるアンドリーセン・ホロウィッツから約10億円の資金調達を受けています。
社会人サークルみたいな集団が10億円も資金調達するのはビビりますよね。
投資を受ける時点で、れっきとしたスタートアップ企業みたいなものです。
有名なDAO:②Constitution DAO
「ConstitutionDAO」は、最近大きくニュースになりました。
なぜなら、約1週間で「$47million」日本円にして54億円を集めたからです。
この資金を集めて、「アメリカ憲法のNFT」を買おうとしますが、オークションで競り負けました。

すごいノリ。。。
ついていけない笑

彼らは次なるプロジェクトに向けて動き出しています。
有名なDAO:③Ninja DAO
次にご紹介するのは、「Ninja DAO」です。
インフルエンサーのイケハヤさんが運営している「CryptoNinjaのNFTを応援するDAO」になっています。
最も特徴的なのがNFTの2次創作が可能な点です。
今までは、ピカチューなどの既存のキャラクターを描いてグッズを販売したら著作権的にアウトでお縄でした。
しかし、CryptoNinjaは、2次創作NFTを自分で作り、
その他にも「Ninja DAO」に入るとメタバースで着せ替えができるNFTのアバターを無料でもらえたり、投票ができる「ガバナンストークン」が配布されます。

ええー!
気になるから入ってみたい!

今なら無料で審査とか面倒な手続きは無いので
参加してDAOを学んでおくのはオススメですね。
>>Ninja DAOに参加する(※Discordが開きます※)
DAOの将来性【確実に伸びます】
結論、今後発展します。
かつて絶対王政の時代から民主化の動きがあったように、常に人間は「真の自由」を求めています。
その可能性が「DAO」にあるという訳です。
イーサリアムの創業者であるヴィタリック・ブリテン氏によると、ブロックチェーンは国、企業などの組織の在り方そのものを変えてしまうインパクトがあると言っています。
その技術が疑う必要のない「トラストレス」です。
要するに、システムの元で取引を行えば不正を行えないので、詐欺などの不正行為が存在しないビジネスを行うことができるとイーサリアムの創始者であるヴィタリック氏がイーサリアムと呼ばれる「DAPPS」を開発しました。
スマホで言うiPhoneのようなイメージですね。
その中に、デバイスの中にブロックチェーンのアプリを使えるようになります。
上記の図をご覧ください。
今後は、人が関与する「伝統的な株式会社」は衰退するとされています。
人は、労働はするものの、あくまで自分のためです。
誰かの下で搾取されるのではなく自分の利益のために好きなプロジェクトで働く「DAO」が増えてきます。
他には、Amazon GOのような無人コンビニのようなAIやロボットだけの会社も増えるでしょう。

国や企業が変わるなんて。

DAOによって
iPhoneよりも大きい変革が起きるね。
アメリカの学生の間ではGAFAのような巨大企業に入るよりもクリプト系ベンチャー企業で、公共のため、世界のために働くのが主流になってきています。
今や、GAFAのようなビッグテック企業はデータを抜きまくる悪い会社のような位置付けになりつつあります。
✔️実際に就職に関する学生のツイート

Googleからのオファーを断り、クリプト系の企業へ入社した学生です。
「イーサリアム開発にコミットして、DeFiを操作する!」と意気込んでいますね。

もったいなーい!!
私ならヨダレ垂らしてGoogleのオファーを承諾するわジュ

Googleからのオファーというより
毎月の請求しか来ないでしょ。笑
先日、Facebookが社名をMeta に変更し、メタバースに注力すると発表しました。
それによって、私たち人類はインターネット上にもう1つの仮想世界を構築でき、現実世界と同様のサービスを受けることが可能です。
【現実世界と仮想世界の対比】
国、企業などコミュニティー = DAO
人、物 = NFT
金融サービス = DeFi
お金・為替 = 仮想通貨・トークン

役者は揃ったわけね

ところで
あんた誰??
【まとめDAO】オリラジあっちゃんみたいなノリで【DAO】解説してみる
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